むくみはそのままにしていると、体内の老廃物や不要な水分が排出されず溜まってしまいます。
それにより、さまざまな不調を引き起こしたり、ダイエットの効果が表れにくい体になってしまうこともあるため、むくみの原因を理解した上で解消していくことが大切です。
そこで今回は、むくみを解消する運動方法をご紹介していきます。
むくみとは?

むくみとは、血液やリンパの流れが悪くなると、細胞と細胞の間に水分と老廃物が溜まりむくみとなって表れます。
更年期になると、むくみが出やすく、また、冷えのひどい方はむくむことが多いと言われています。
むくみになる原因とは?

日常生活からむくみとなるのは、さまざまな要因があります。
●立ち仕事や長時間同じ姿勢でいる
心臓から送り出された血液は、全身を回って心臓に戻りますが、心臓から遠い足は重力の影響を受けて、血管から血液中の水分がしみだしやすくなり、また血管内に水分が戻りにくくなります。
とくに立ち仕事や飛行機などの移動などで長時間同じ姿勢でいると、足の血流が滞ってしまうため、むくみが起きやすくなります。
●女性特有のむくみ
足の静脈の血液は、足を動かすことによって生まれる筋肉のポンプ作用でスムーズに心臓へ戻ります。
しかし、女性は筋肉量が少ないため静脈の血行が悪くなりがちで、むくみが起きやすい傾向があります。
また、生理中や妊娠中、更年期にはホルモンのバランスが変化するので、自律神経の乱れから血行が悪くりむくみが出やすくなります。
●水分や塩分の摂取しすぎやアルコール
水分や塩分をとりすぎてしまうと、血管の中の水分が増えて、外にしみだしやすくなるためにむくみを引き起こすことがあります。
また、アルコールを飲むことで血管の透過性が高まり、水分がしみだしやすくなります。
●水分不足や精神的なストレス
水分が多いとむくみますが、逆に水分が少なすぎてもむくみます。
体の水分が不足すると、静脈の血行が悪くなり動脈から血液中にしみでた水分を静脈が吸収できなくなることがあります。
そのため、皮膚と皮下組織内に水がたまり、むくみを引き起こすのです。
むくみを解消する運動方法とは?

①ウォーキングをする
むくみの解消には、ウォーキングを継続的に行なって、足に適度な筋肉をつけておくことが効果的です。
ウォーキングの距離や時間は、個人によって最適な長さが変わります。
人間の身体は、歩き始めて15分程度で身体の脂肪が燃焼し始めるといわれているので、15分から30分を目安にウォーキングを始めてみるのがオススメです。
②ストレッチをする
足のつま先まで血液を届けるため、足先のストレッチで血の巡りを良くすると良いです。
●椅子に座ったままできるストレッチ
椅子に浅く座って、両足のかかとをゆかから離して上げて、一応戻して足の裏をつけます。次は両足のつま先を上げて、また戻します。
この動作を1セット10回程度行うだけでもふくらはぎの筋肉が刺激され、足先に血が巡りやすくなり、体が温まるのです。
③簡単なマッサージをする
むくみを解消するマッサージを行う際は、血の巡りを良くすることを意識して行いましょう。
●椅子に座ったままできるマッサージ
椅子に座ったまま、右足を左ももにのせてのせた右足を持って、足首を時計回りに20回、反時計回りに20回大きく回します。
右足すねの内側の骨を足首から心臓へ向かって撫で上げるようにさすります。
外側の骨も同様にさすりましょう。
左足も同じ順番でマッサージをします。
足をさするときは、血液を促すことをイメージするといいです。
むくみを解消する運動方法まとめ
むくみを解消するには、正しい姿勢でウォーキングを行ったり、ストレッチやマッサージをするのがオススメです。
解消方法を続けることによって、徐々にむくみにくい体質へと近づきます。
適度な運動でむくみ知らずの身体を目指しましょう。