毎年春先になると、目のかゆみやくしゃみなど花粉症で辛い方は多いですよね。
そこで、花粉症の症状を緩和させる方法をご紹介していきます。
花粉症の症状を緩和させる方法・食べ物
花粉症は、アレルギー反応のため体の免疫力を高めることで抵抗力を上げ、アレルギー反応を抑える効果が期待できます。
①乳酸菌
花粉症は、免疫機能の異常により発生します。
免疫機能をつかさどる免疫細胞の約60%は、腸に集中しているので腸の環境を整えることが正常な免疫機能の活動につながるのです。
乳酸菌は、腸内環境を整える働きが多く知られていますが、免疫細胞のバランスを整える働きも持っています。
Th1とTh2のバランスを保つことで過剰なlgE抗体の産生を抑え、ヒスタミンの発生を抑えるように働きかけてくれるのです。
乳酸菌の代表的な食べ物は、ヨーグルトやチーズ、味噌、キムチなどの発酵食品!
②食物繊維
免疫力を高めるには、食物繊維を摂取することも効果的です。
食物繊維は、腸内環境を整えてくれるだけではなく、乳酸菌などの善玉菌のエサとなるため、腸内を整える善玉菌の増加をうながしてくれます。
善玉菌の増加は、アレルゲンとなる花粉の吸収を抑える『lgA抗体』の増加にもつながるため、積極的に食物繊維を摂ることで花粉症の症状を抑えることにつながるのです。
花粉症の症状を緩和させる方法・飲み物

飲み物にも、花粉症の症状を緩和させる効果があります。
①緑茶
緑茶に多く含まれるカテキンには、アレルギー抑制効果があるといわれています。
カテキンは植物の色素成分であるポリフェノールの一種で、抗酸化作用があることが知られていますが、アレルギー情報を伝達する物質の成分を抑える作用が確認されて、アレルギー症状をひきおこヒスタミンの放出を抑える働きがあると考えられているのです。
なかでも、べにふうき、べにふじ、べにほまれという緑茶の品種には、抗アレルギー作用のあるメチル化カテキンが多く含まれています。
②甜茶
ほのかな甘みがある薬草茶全般を甜茶といいます。
甜茶のなかでも花粉症に効果があるとされるのは、バラ科の植物『甜葉懸鈎子』の葉で作られるお茶です。
甜茶ポリフェノールが、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑える効果があります。
③紅茶
紅茶にもカテキンが豊富に含まれているので、緑茶と同じように効果が期待できます。
ほかにも、烏龍茶にもカテキンが含まれています。
花粉症の症状を緩和させる方法まとめ

花粉症の症状を悪化させないためには、バランスの取れた食事をして、アルコールやたばこを控えたりと、生活習慣を見直す必要があります。
花粉症はとても辛いですよね。
そんな症状を緩和する食べ物や飲み物を積極的に摂り入れていきましょう。